みなさん、こんにちは! たかはしです。
最近、ブロガーさん間でリンク集を作る流れが出来ていますね! このブログのことも取り上げてくださる方が多数いらっしゃり、感謝感謝です。
私も週内には作ってみよう! とおもいますので、その際にはぜひリンク先のブログをご覧になってくださいね。
注目のリール、ZPIのアルカンセを試投させていただきました。
すこし前にはなってしまいますが、先日のマニアックスさんの大会では、ZPIさんが出展されていました。
私も、前々から気になっていた「アルカンセ」を試投させてもらいました! 結論、キャストフィール自体はかなり良かったです。具体的なことは以下に色々書いていこうと思います。
そもそもアルカンセって?
これまで、カスタムスプール等のチューニングパーツメーカーとして名を馳せてきたZPIさんですが、今年から「釣り具の総合メーカー」へ業態を変更されました。
そして、その第一弾として発表されたのが「アルカンセ」というロッドとリールです。リールに関しての詳細は、以下のリンクからご確認ください。
左右ハンドルでそれぞれギア比が複数用意されています。ブレーキは安心のマグネットブレーキ。クラスナンバーワンのキャストフィーリングというのが売り文句ですね。
アルカンセのリールはかなり気になってました。でも、お値段が。
正直なところ、自分はアルカンセのロッドにはあまり興味がなかったのですが、リールには興味津々でした。リールのチューニングには定評のあったメーカーが自前でリールを出したらどうなるのだろう、と。
ルアマガ2月号での記事によると「かなり価格を抑えた」「ミドルクラスのリール」みたいな発言もありました。なので、てっきり2万円台前半なのかと思っていたんです。対抗馬としてはタトゥーラSVとか、スコーピオン70とかその辺なのかなー、なんて勝手に考えていました。
ところが蓋を開けてみたら、本体税抜き価格で36900円、値引率が低いので実売価格だと3万円台前半といったイメージで、想像していたよりより高いなーと思ってしまいました。
例えば、メタニウム MGLは本体価格こそ44100円ですが、実売ですと3万円前後です。バンタム MGLも2万5000円ちょっと。ダイワでいえばジリオンSV TWとかも実売3万円弱なので、ぶっちゃけこの辺のリールよりも高いわけです。正直、ハードルが上がってしまう値段だと感じています。
なので、気にはなるけど買うほどではない……というところになっておりました。そんな折、試投のチャンスを頂いたので、試させていただきました。
キャストフィール、たしかによい!
デコった大会のあとで若干テンションは下がっておりましたが、念願のアルカンセです。ドキドキしながらキャストをしてみました。
ルアーは14グラムのフロッグがついていました。とりあえず、何も考えずに降るキャスト。
おお、飛ぶやん……。という感じ。飛距離も出ますし、失速感も感じません。これがご自慢のキャストフィールか! と思いながら試投を続けます。
最初はやや強めのブレーキ設定だったので、少しずつブレーキを弱めてみました。ブレーキダイヤルは回しやすいです。このあたり、メタニウムMGLとかよりは確実に使いやすい。
ブレーキをゆるめていくと、さらにカッ飛んでいきました。もちろん、調子に乗ると普通にバックラッシュしますが、まっとうに使っている限りは心配いらないような印象でしたね。
ピッチングも試しましたが、特に問題なく。普通に良いリールでした。
なお、スタッフの方曰くは、10グラム以上とかだと気持ちよく投げられる、あまり軽いルアーには向いていないとのことでした。これは良し悪しというよりはどこのゾーンが適正かってだけなので、このリールは中量級以上のルアーにオススメってなことですね。
で、買うかどうかと聞かれると……。
試投させていただいた印象でいうと、正直かなり良かったです。メタニウム MGLを最初に投げたときよりも好印象です。同じか少し安い価格だったら、こっちを買うかな、という印象。
でも、微妙に高いんですよね……。これを買うならば、メタニウムを追加するとか、バンタムとKTFのスプールを買うとか……。もうちょっと奮発をして、アンタレスを買うという選択肢も出てくる。
カスタムの幅とか、所有する喜びとかを考えると、どうしても他の選択肢を選んでしまうかな、という印象なんです。リール自体は文句がないだけに、非常に惜しいと感じてしまいます。コストや諸々の問題で難しいのでしょうが、あと1万円安かったら絶対買うんだけどな……。
もちろん、私個人の考えなので、「アルカンセは価格相応! むしろコスパが良い!」という方もいらっしゃるとは思うのですが、短時間の試投だけでは私にはそこまでの価値は見出せませんでした。
性能自体は文句がないと思うので、興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ試投会などにご参加いただき、ご自分で確認いただければと思います。
ややネガティブな結論になってしまいましたが、メーカーさんとしての可能性はもちろん感じています。今後も精力的にリリースされていくと思いますので、引き続き新作の情報等はチェックしていきたいと思います!
では、また次回!
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